株式会社メタップスリンクス 代表取締役社長 平将貴さま

2017年4月某日、ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店に現れたのは、株式会社メタップスリンクス 代表取締役社長 平さま。Tシャツにジーンズで「こなれたオシャレ上級者」というイメージで、若い女性に人気がありそうな「今どきのイケメン社長」だ。

地味すぎず、ガチャガチャしすぎない。ちょうどいいカジュアル。

普段はカジュアルな服装が多いという平さん。業界柄、カッチリとしたスーツを着る場面は少ないそう。「IT業界は華やかでスピードがあります。だから自分も、地味すぎずフットワークの軽いスタイルでいようと心がけています。」 今回のご希望は? という質問に、「イベントやセミナーで登壇することが増えてきたので、ジャケットスタイルを提案していただきたいです。」とお答えいただいた。
ふと足下を見ると、カラフルなソックスが目に入った。「スニーカーが大好きなので、合わせてソックスにもこだわっています。」 という。なるほど、かなりセンスがいい。

さかのぼること数日前

今回のExSCO エグゼクティブコーチは、永井が担当した。
平さんは、株式会社メタップスリンクスの代表取締役になるまで、テレウェイブ、トランス・コスモス、グリーと、IT業界の第一線でステップアップされてきた。「3ヵ月前の最新は、すでに過去」が当たり前の、ビジネススタイルも技術も変化が速い業界を駆け上ってきた。そんな平さんの「これまで」と、「これから」にフォーカスをあててお話しをうかがった。


まず、組織。自分は影の立役者でありたい。

これまでいくつかの組織を渡り歩いてきた平さんが大切にしている価値観は、「帰属している組織やコミュニティへのロイヤリティを持つこと」だという。IT業界は良くも悪くも「若い」世界である。いわゆる老舗企業のような「年功序列」「縦社会」という会社は少ない。これはあくまで筆者の感想だが、そんな環境のせいか、自己主張の強い人間が多いよう感じる。平さんは、そんな価値観の世界であえて「影の立役者」でありたいのだ。「自分で自分のことを “すごい” とアピールするよりも、一見なんてことないのに周りから “あの人はすごい” って言われたいじゃないですか」と平さんははにかんだ。「個人のレベルが高いのはいいことですが、それよりも、組織として素晴らしくありたい」という。

今回のテーマは「知的なフィクサー」

そんな平さんの「ジャケットスタイル」をご提案するのは、ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店・セールスマスターの小山正紀。ユナイテッドアローズのメンズクロージング最高峰で経験を積んできた。「カッチリした場面にも着られて、こだわっていらっしゃるスニーカーにも合わせられるような、新しい業界にふさわしいジャケットスタイルをご提案します。」

ExSCOはドレスアップだけじゃない。カジュアルでいてエグゼクティブな着こなしもご提案。

「この発想は、自分にはないですね!」 スタイリングコーチ・小山が事前にピックアップしていたスタイリングを見て、平さんがはしゃいだ。「新しい自分、今まで挑戦しなかった自分になれるかもしれない!」 ワクワクがこちらまで伝わってくる。
「平さまは、筋肉質で男性らしい体格です。こういうかたは、サイズ選びに気をつけなければいけません。」と言いながら、小山が平さんの首回りを計る。「逆に、サイズがフィットしていると、これほどジャケットの似合う体格はないのでうらやましいです」



たっぷり時間をかけて選ぶ「理想を纏えるスタイリング」

この日、平さんが試着したジャケットは5着。袖を通すたびにウキウキと目を輝かせる平さんが印象的だった。「新しいこと」に対する柔軟さや、常に面白いものを見つけようとする感度の高さを感じた。
ExSCOはエグゼクティブコーチングを通して、その人を内側から輝かせる。と同時に、「見た目」の変化が与える、「意識」の変化を重要視している。「人は見た目ではない」とはよく言うが、限られた商談時間でパートナーシップを結ぶには、「見た目」が大きな影響力を持つといっても過言ではない。内と外、両側からの改革が、次の大きなステップにつながるのだ。


言葉に説得力とパワーを持たせるエグゼクティブな1枚

スタイリングコーチ・小山と平さんが選んだジャケットは、主張しすぎない知的な1枚。合わせるシャツ・パンツによってカジュアルにもなる。スタイリングコーチ・小山に話を聞いてみた。


─小山
こちらのスタイリングは、模様違いのチェックが2種類とストライプという、3種類の柄を取り入れています。これはとても難しいバランスですが、色数を絞っており普段からお洒落を楽しんでいらっしゃる平さまには難なく着こなせてしまいます。チェック柄でグレーのジャケットは、かしこまったビジネスシーンにはもちろん、ダメージジーンズにも品良く合わせられます。中にラフなTシャツを合わせていただけば「若々しくとんがったスタイル」に、無地のシャツを合わせれば「信頼感のあるスタンダードなスタイル」になります。


─平さん
ジャケットを見た時は、正直、「地味過ぎないか?」と思いました。逆に、コントラストの高いストライプのシャツは自己主張が強過ぎる気がして、袖を通すまで不安でした。ですが、着てみて驚きました。ちょうどいいんです(笑) まさに、僕が希望していた「ガチャガチャしすぎない、ちょうどいいスタイル」です。ジャケットと一緒に、普段履いているダメージジーンズを合わせてみたら、こちらも良いバランスでした。
普段スーツを着ないので、ジャケットを選ぶことは自分にとってハードルが高く、何が良いのか分からない。結果、無難過ぎるものを選んで後悔することも多い。今回のようにスタイリングのプロに何パターンも提案していただくと、何が自分に合うのか分かるようになりました。

フォトグラファーによるポートレイトセッション

今回のポートレイトは、かしこまったジャケットスタイルを丸の内で、ビジネスシーンでも使えるカジュアルスタイルを有楽町で撮影した。スタイリングは、すべてスタイリングコーチ・小山(ユナイテッドアローズ)が、ポートレイトセッションはフォトグラファー・雨森が担当した。
最初は、カメラを向けると堅い表情だった平さんだったが、徐々に肩の力がぬけたようだ。ジャケットをはためかせながら、丸の内を飛んで跳ねて、さまざまな表情を見せていただいた。


取締役 有賀大樹さま

平さまとは長年のビジネスパートナーであり、現在は同じ社内で働いている「戦友」の有賀さんもスタイリングに参加した。

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取材・執筆 / 金延さえ